キンダーキッズと保護者の皆さまをつなぐフリーマガジン「Hiraku(ひらく)」!
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「不眠大国」と呼ばれることもある日本。2018年にOECD*などが行った調査によると、日本人の睡眠時間は世界ワースト1 位という短さでした。
また、厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」によれば、働く世代(20 ~ 59歳)の約3割が慢性的な睡眠不足に陥っているそうです。
*OECD:経済協力開発機構 国際経済全般について協議することを目的とした国際機関
図表:各国の睡眠時間の平均 OECD「Gender data portal 2018」 調査年は各国により異なる対象年齢は多くの国で生産年齢
日本の睡眠不足は、大人だけではなく、子どもにも蔓延しています。世界17ヵ国・地域で「0 ~ 3 歳児の総睡眠時間」を調べたデータ(Mindellらの研究論文、2010年発表)によると、日本は11時間37分で最も短く、最長だったニュージーランドより1時間42分も短いそうです。
パンパース赤ちゃん研究所の調査では、日本の乳幼児(0~4歳)の46.8%、実に約半数近くが夜10時以降に就寝していることが明らかになっています。
この傾向は成長しても続き、思春期(中学生)になると平均睡眠時間は7時間台。アメリカと比較すると約30分短く、
欧州諸国より約1時間30分も短いという結果でした。
成長ホルモンが最も分泌されるのが睡眠中です。1日の総量の約70%が眠っている間に分泌されるそうです。睡眠不足は、成長ホルモンが十分に体に行きわたらない上に、ほかにもさまざまな良くない影響を及ぼします。
子どもの場合、眠気をうまく意識することができずに、イライラ・多動・衝動行為などとしてみられることも少なくありません。
成長ホルモンは〝天然の美容液〟ともいわれます。
お肌の状態や、肥満とも深い関係が。
子どもといっしょに大人も、良い睡眠をとってキレイ習慣 ★
「子どもは寝ることが仕事」と言われます。さて、どれくらいの睡眠時間が理想なのでしょうか。健全な発育を促すために、まずは、お子さまに必要な睡眠時間をチェックしてみましょう。
図表:National Sleep Foundation 2015年1月発表
お父さまお母さまの中に、ご自身があまり眠れていないと日々感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。大人の理想の睡眠時間は7~ 9時間。子育て中の方が多い40歳代は、睡眠時間が6時間未満であると答えた割合が、男女ともにほかのどの世代よりも多いという調査結果もありました。
睡眠を含む生活習慣は、家族がどのように過ごしているかによって子どもに影響を与えます。
生活が夜型傾向になっているご家庭は、生活リズムの見直しをしていきましょう。
キンダーキッズでは、ロング保育の1歳児(ナーサリー)クラスから、年少児(キンダー1)クラスの7月までお昼寝をします。
子どもの1日の推奨睡眠時間はお昼寝も含みます。決まった時間に午睡をとっておけば、必要な睡眠時間の一部が確保でき、ご家庭での睡眠リズムも整えやすくなります。
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